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第3章 インストール

目次

Boost C++ライブラリのインストール
BoostPro Binary Installerを使用する場合
パッケージを使用する場合
bjamでソースコードからビルドする場合
Hamigaki C++ライブラリのインストール
設定
ビルド
ドキュメントのビルド
ツール
設定
ビルド

Boost C++ライブラリのインストール

HamigakiライブラリのビルドにはBoost C++ライブラリの準備が必要なので、「Getting Started」を参考にBoostをインストールする必要がある。ここでは典型的な例をいくつか示す。

BoostPro Binary Installerを使用する場合

MicrosoftのVisual C++ 7.1 (2003)およびVisual C++ 8.0 (2005)を利用しているユーザーは、Boost Consultingの提供するBoostPro Binary Installerを利用することでインストールプロセスを簡略化できる。

HamigakiライブラリのビルドにはbjamとBoost.Buildが必要なので、コンポーネントの選択時に「Tools」と「Add to path」にチェックを入れること。

[注意] 注意
このインストーラーに含まれるビルド済みライブラリはlibbzip2/zlib等の外部ライブラリに依存する機能が無効になっている。このため、それらを利用するHamigaki.Archiversのbzip2/gzip/ZIPサポートが必要な場合は、このインストーラを使わず、ソースコードからビルドしなくてはならない。

パッケージを使用する場合

いくつかのLinuxディストリビューションではBoostのバイナリパッケージが提供されているので、これを利用するとよい。しかし、大抵はbjamやBoost.Buildが含まれていないので、以下のアーカイブを展開して使用する。

bjamはパスの通ったディレクトリへコピーすればよい。

Boost.Buildは適当なディレクトリ(/usr/share/boost-build${HOME}/share/boost-build等)にコピーする。/usr/share/boost-build以外の場所にコピーした場合は、そのパスを環境変数BOOST_BUILD_PATHに設定する。

bjamでソースコードからビルドする場合

一例として、MS Windows上のVisual C++ 8.0でビルドする手順を紹介する。

  1. SourceForge.netのダウンロードページからboost_1_34_1.zipをダウンロードし、適当なディレクトリ(ここではC:\Boost\src\boost_1_34_1)に展開する。
  2. bzip2やzlibのサポートを有効にする場合は、以下のライブラリも展開する。

    ここではそれぞれ、C:\Boost\src\bzipC:\Boost\src\zlibに展開したものとする。

  3. スタートメニューから「コマンド プロンプト」を起動し、以下のコマンドを入力する。

    C:\WINDOWS> cd C:\Boost\src\boost_1_34_1\tools\jam\src
    C:\Boost\src\boost_1_34_1\tools\jam\src> build.bat
    
  4. C:\Boost\src\boost_1_34_1\tools\jam\src\bin.ntx86\bjam.exeにbjamの実行ファイルが作成されるので、適当なディレクトリ(ここではC:\Boost\bin)にコピーする。
  5. ホームディレクトリに以下の内容でuser-config.jamというファイルを作成する。

    module
    {
        BZIP2_SOURCE = C:/Boost/src/bzip ;
        ZLIB_SOURCE = C:/Boost/src/zlib ;
    }
    
    import toolset : using ;
    using msvc : 8.0 ;
    
    [ティップ] ティップ
    通常、ホームディレクトリは、Windows 2000/XPではC:\Documents and Settings\ユーザー名であり、Windows VistaではC:\Users\ユーザー名である。
  6. 再び、「コマンド プロンプト」から次のコマンドを実行する。

    C:\WINDOWS> cd C:\Boost\src\boost_1_34_1
    C:\Boost\src\boost_1_34_1> C:\Boost\bin\bjam install
    
  7. これで、C:\Boost\include\boost-1_34_1にBoostのヘッダファイルが、C:\Boost\libにビルドされたライブラリがインストールされる。

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